【センター北のうんち薬局 漢方ハタ薬局~土用の丑の日~下痢 ・便秘・腰痛・膝痛・ 坐骨神経痛・自律神経・睡眠・後鼻漏・痔・ぢ
ハタ薬局
7月に入り、猛暑が関東を襲っています。ひどい暑さで気が滅入ってしまいますね。
こんな時はスタミナがつくウナギが食べたくなります。ウナギには疲労回復に効果があるビタミンB1が豊富に
含まれ、魚介類ではトップクラスに入ります。そのほかにもDHAやEPAといった不飽和脂肪酸が豊富です。
カルシウムやミネラルも入っており栄養補給にぴったりな食材です。
2024年夏の土用の丑の日は7月24日(水)の己丑(つちのとうし)「一の丑」と8月5日(月)の辛丑(かのとうし)
「二の丑」の2回あります。
そこで気になるのがうなぎの減少問題についてです。ウナギが絶滅危惧種と指定されたのは大きなニュースと
なりました。実際ニホンウナギの個体数は、1960年から70年代と比較すると大きく減少しています。
ウナギには天然ものと養殖ものとあるのは知られていますが、養殖と言っても卵から育てているわけでは
なく、毎年冬から春先にかけて近づいてくる10センチに満たない稚魚を、網ですくって集めています。
これがシラスウナギ漁で、このウナギを養殖施設で大きく育てているのです。毎年漁獲量が減少し続けて
絶滅危惧種と認定されました。
このまま食べ続けていいのか。今後食べることができなくなってしまうのではないか。日本の伝統的食文化の危機
に直面しているのですが、先日の新聞記事にちょっとした光を見ることができました。
水産庁の研究機関が、ニホンウナギの稚魚(シラスウナギ)を大量生産する技術を発表したのです。
具体的には、成熟させた母ウナギから毎週200万粒程度の受精卵を安定的に採取することに成功し、水槽で
レプトセファルス(ウナギの幼生の名前)からシラスウナギと呼ばれる大きさまで成長させる技術が
開発されたのです。
これがいかに画期的なのか。
ウナギの生態は謎だらけです。長年、ウナギの稚魚を大量生産させることは養殖業界で最難関とされてきました。
ウナギは日本からおよそ2000キロ離れたマリアナ諸島の周辺海域でふ化したあと、黒潮などの海流に乗って、
日本近海までやってくると考えられていますが、その間、レプトセファルスの段階で何を食べているのかなど
よくわかっていません。稚魚を育てる環境整備にも費用がかかり、養殖稚魚一匹当たりの生育コストは3000円、
天然稚魚が180~600円と比べると採算がとりにくいのが課題でした。
今回水産庁が開発した技術では稚魚を鶏卵や脱脂粉乳など身近な原料で育てることに成功し、遺伝的に
早く成長する稚魚を選抜し、大型の量産用水槽を開発し安定生産と効率化を進めました。
とうとう現実的になってきたウナギの完全養殖。おいしいウナギが価格を気にせず安定して食べられることを
思うと猛暑も乗り切れる…かもしれませんね。期待して待ちましょう。
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