「野菜が先！ベジファーストの重要性」

ベジファーストをご存知でしょうか。野菜（ベジタブル）を先（ファースト）に食べて、後からご飯や肉などを食べるという食べ方です。先に食物繊維が入り、後から来るであろう糖質や脂質を迎え撃つという戦法になります。理屈では良いのはわかるのですが、実際にどれくらい血糖値のスパイクを抑えられるかを実験してみました。食後に血糖値が150をちょっと超えるような糖尿病予備軍っぽい人に青汁とコーラを使って血糖値の推移を見てみたところ、コーラ服用の30分前に青汁を飲むことで、20～40血糖値が上がるのを抑えることができました。青汁の食物繊維量は約２ｇ程度ですのでキャベツで例えると1/10玉くらいです。そのくらいの野菜を食事の先に食べることで、後から来る糖質をキャッチし、吸収をゆっくりにするため血糖値の上りが緩やかになります。血糖値のスパイクが無くなることは、HbA1cに直接関連しませんが、血管の動脈硬化を抑える意味では、のちの脳梗塞や心筋梗塞などのイベントを予防するために重要です。食べる順番を変えるだけです。野菜が少ない人は食前に青汁を飲んでから食事を摂りましょう。野菜ジュースはダメですよ、甘いから。気になる方はお気軽にご相談ください。