肝機能検査で「AST(GOT)」と「ALT(GPT)」の数値が高かった場合はどうすれば?
血液検査での肝臓の炎症の指標となるAST,ALTですが、どのような理由で数値が上がるのでしょうか。
肝臓の状態を確認するための検査項目はAST,ALT以外に、γGTPなどもあります。
ALTはほとんどが肝臓の細胞内に存在し、ASTは肝臓以外に、心臓や血球内にも存在します。
ALT,AST両方とも上昇すれば肝臓の炎症と考え、ASTだけ上昇すればそれ心筋梗塞や筋肉の破壊を疑います。
あまり難しく考えずに、肝臓の細胞の中にこれらのタンパク質が詰まっている状態が普通の状態
それに炎症がおこり、細胞がプチプチ壊れていくことでこれらのASTやALTなどのタンパク質が流出して血中に出ている状態が肝臓に炎症が起こっている状態。
そう、ちょっとずつ壊れているのです。
肝機能値の正常値はASTは7~38、ALTは4~44です(検査によって多少の誤差あり)
低ければ問題ありませんが38が正常なのかと言われると、微妙に炎症が残っている状態とも考えられます。(個人の状態の判断はお医者さんに聞いてください)
なので正常値だから大丈夫ではなく、できるだけ低い状態をキープするようにしましょう。
肝機能値を良くする(下げる)ということは肝臓を使わなければ良いことですから、肝臓を使わない生活習慣にすることが大切です。
肝臓の働きはズバリ、解毒です。
体に対して毒なものを無毒なものに代謝するのが肝臓の働きです。
肝臓に対する毒その1がお酒です。
百薬の長とかいってますが、アルコールはどう考えても毒です。
肝機能値が上がっているときはなるべく控えるようにしましょう
その2は薬やサプリです
サプリに含まれるいい成分はいいのかもしれませんが、それ以外の賦形剤は体にとって必要じゃないものかもしれませんし、もしかしたら主成分も体に合わずに毒と判断して一生懸命代謝してるかもしれません。
お薬も体にいい薬なんてものはなく、病気を進めないように最小限で飲むことが大切。
血圧が上がっても、血糖値が上がっても薬を飲んでれば大丈夫ではなく、なるべく薬を増やさない努力をしましょう。
その3が肥満です。
食べたものは基本的に肝臓をとおります。また、摂取しすぎたエネルギーは肝臓に脂肪として溜まり、30%を超えると脂肪肝と診断されます。
この場合もAST,ALTが100くらいまで上昇し微妙な炎症を起こしているのがわかります。
ほかにも、運動不足やストレスなどから肝臓に負担をかけることがわかっています。
血液検査でちょっと肝臓の数値が高いですよと言われた方は、お薬も大切ですが、生活習慣を見直してみましょう。
血液検査値のことでわからないことや聞きたいことがありましたら、処方箋を持ってくるときに検査値もご持参いただければアドバイスさせていただきます。お気軽にお聞きください。