アメリカ大リーグで活躍中で連日日本を沸かせてくれる大谷選手。ニュースで見ない日はありませんね。
そして大谷選手の通訳で有名になった水原さんもあることで日本中で大騒ぎになりました。ギャンブルです。
ウィキペディアによるとギャンブル(賭博)とは、賭博(賭け事、博打=ばくち)など金銭を掛ける遊戯や、
スポーツなどの結果に金銭を掛ける事。成功すると利益が高いが、失敗すると大きな損失や危険が予想される
物事、とあります。
ギャンブルにはたくさん種類があります。
カジノ(ランドカジノ/オンラインカジノ):テーブルゲームやマシンゲームを楽しめる施設やサイト
公営ギャンブル(競馬、競艇、競輪、オートレース):国や地方自治体が主催する結果予想ゲーム
民間ギャンブル(パチンコ、パチスロ、スポーツベットなど):民間企業が運営するマシンゲームや
結果予想ゲーム
くじ(宝くじなど):抽選で当たりを決めるゲーム
宝くじや競馬などの合法的な賭博もある一方で、犯罪に当てはる物もあり、水原さんは犯罪のギャンブル
(スポーツ賭博)をしていました。
大谷選手の銀行口座から少なくとも450万ドル(約6億8000万円)が送金され、大谷選手の弁護士が水原さんを
「ブックメーカーでの賭博目的で大谷の資金を大量に盗んだ」と告発したそうです。
水原さんは、多額の負債により生活費をやりくりするのも大変で、その日暮らしの毎日を送っていたそう。
なぜそこまでしてギャンブルを?と思いますが、ギャンブルは依存症になりやすいのです。
やめたくてもやめられない、そしてそれが日常生活に大きな支障をきたしてしまう、そこまでくると
治療が必要な病気の状態です。
ギャンブル依存症が病気であることはWHOも認定しています。「ギャンブル障害」とも呼ばれます。
賭け事をすると快楽を感じるドーパミンという物質が脳内に放出されます。過剰な快感が継続すると
ドーパミンの感受性が鈍くなり、何度も快感を味わいたいと思うようになります。これが依存症を
引き起こします。この状態になると負け続けてもギャンブルを止められなくなります。
国政労働省の17年の調査ではギャンブル依存症の疑いの人は国内で300万人を超えると言います。
若年層での増加が目立ち、2020年には63%を占めていた10~30代の相談者は2023年には79%にまで増えました。
ギャンブル依存症は自力で立ち直るのが難しいと言います。
治療には家族の協力が不可欠です。決して借金を肩代わりせず、あくまでも本人が金銭管理をはじめとした
日常生活を変え、ギャンブルをしたい気持ちを低減させていかければ治りません。ギャンブラーズ・アノニマス(GA)というギャンブル依存症の人達の自助グループが全国にありますのでGAミーティングに参加することも
病気からの回復の助けになります。
誰でもなりうる病気ですが、リスクが高い人として若い人、男性、ストレスへの対処がうまくない人、ギャンブル
が身近にあるなどの環境要因などが指摘されています。
もし周りに疑われる人がいても、決して白い目で見るのではなく、助けの手を差し伸べてあげましょう。