庭一
CODIT(コジット)理論から考える正しい剪定
庭木の剪定では「枝を切る」という作業がどうしても必要になります。
しかし、木にとって枝を切ることは傷をつけることでもあります。
では、剪定の際にはどこで枝を切るのが良いのでしょうか。
その考え方の一つが
CODIT(コジット)理論です。
CODIT(コジット)理論とは
CODIT(コジット)理論は、
アメリカの樹木学者
アレックス・L・シャイゴ(Alex L. Shigo)
によって提唱された理論です。
正式には
Compartmentalization Of Decay In Trees
日本語では
**「樹木腐朽の区画化」**と訳されます。
樹木は傷を受けると、内部に腐朽菌が広がらないように
**防御壁(防護帯)**を形成し、腐りの拡大を食い止めようとします。
この仕組みによって、木はダメージを最小限に抑えながら成長していきます。
剪定で重要な「ブランチカラー」
枝の付け根を見ると、
幹との境目に少し膨らんだ部分があります。
これを
ブランチカラー(Branch Collar)
と呼びます。
この部分には樹木の防御機能が集中しており、
剪定の際にはこの組織を傷つけないことが重要です。
そのため剪定では
ブランチカラーの外側で枝を切る
という方法が推奨されています。
剪定位置の目印「バークリッジ」
枝の付け根には
バークリッジ(Bark Ridge)
と呼ばれる樹皮の盛り上がりがあります。
剪定では
この2つを目安にして、
枝の付け根の外側を適切な角度で切断するのが理想的です。
避けたい剪定方法
CODIT理論では、次のような切り方は望ましくないとされています。
スタブカット(枝の途中での切断)
枝を途中で残して切る方法です。
残った枝が枯れ込み、腐朽の原因になることがあります。
フラッシュカット
幹の際まで平らに切ってしまう方法です。
ブランチカラーを傷つけてしまうため、幹内部の腐朽につながる可能性があります。
切り口に塗る薬は必要?
剪定後の切り口には
などの癒合剤を使うことがあります。
近年では
「小枝の場合は無理に塗らなくても良い」
という考え方もあり、
樹種や枝の太さによって判断するのが一般的です。
木の仕組みを理解した剪定
庭木の剪定は
などによって適切な方法が変わります。
木が本来持っている防御機能を理解しながら剪定することで、
庭木をより健康に、長く育てることにつながります。
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庭木の剪定・お庭のお手入れを行っています。
庭木の管理や剪定についてお困りの方は、
お気軽にご相談ください。
樹木の状態を見ながら、
木に負担の少ない剪定を心がけています。
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