スクワットへの疑問
私がおすすめするスクワットは大腿直筋に効かせないスクワットです。
どういうことかというと、太ももの前面の筋肉をなるべく使わないで立ち上がるスクワットです。
だって疲れるから。
疲れるスクワットをして筋肉を太くしたい人はこの先は読まない方がいいと思います。
日常的に椅子に座って立つというスクワットをおこないます。
最近はちゃぶ台じゃなくなったので、地面に座って立つということは少なくなったと思いますが、椅子から立ち上がったり、落ちてるものを拾って立ち上がる動作は日常生活で必要になります。
お風呂に入って立つ動作もスクワットですよね。
この時に整形外科学会で推奨される筋トレがスクワットなのですが、そのやり方に疑問があります。
ロコトレ 日本整形外科学会 ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト
膝を足先より出さずに手を前に出し、お尻を下に下げて、ゆっくりもどるというトレーニングを推奨しています。
これで鍛えられる、やった気になる筋肉が大腿直筋です。
太もも前面の筋肉です。
それでは、この筋肉を使う運動を頑張ってやっていくと、楽に立てるようになるのでしょうか?
おそらく半分の人は力を入れて立つようになると思います。
実は立ちあがるためには力はそんなに要りません。
背骨の屈曲伸展運動(前後に曲げる運動)で簡単に立つことができます。
というか、背骨の運動がなければ、腰から下の筋肉のみで上がらなければならなくなります。
高齢者は猫背が多く、また背筋がまっすぐの人でも可動域が狭ければ、立ち上がるときに必要な背骨の動きができず、腰とひざの筋肉の運動によって代替されて立ち上がることができます。
どういうことかというと、猫背のまま電車の椅子に座ろうとするとドスンとお尻をつき、立ち上がるときには膝に手をついてどっこいしょと力を入れて立ち上がるということです。
背骨の動きを同時にすることができれば、座るときにはすっと座ることができ、立ち上がるときにも立ちくらみが出るような力を入れた多立ち上がりではなくなります。
楽にたったり、楽にすわったりするためには背骨の動きが重要になります。
細かく言うと、背骨だけじゃなく、肩甲骨と背骨と骨盤と股関節です。
これらの可動域を広げ、そして日常生活の動きに合わせて動かしていくことが結果的に楽なスクワットにつながります。
なるべく頑張らなくてもいいスクワットをできるようにしましょう。
気になる方はご予約下さい。