全粒粉穀物は高血圧に有効
40~65歳の年齢層から233名のボランティアを募った。この人達は概ね健常者だが、BMI指数が18.5~35の範囲から抽出されたため、かなりの肥満体型の人も含まれ、また普段はほとんど身体を動かさない人もいる。但し心臓疾患、高血圧、高コレステロール、及び糖尿病を患っている人達、また逆に既に全粒穀物を常食にしている人達は今回の趣旨にそぐわないので、予め除外されている。次にこの被験者全てに対して、同じ精製食品(例えば真っ白なパン)を4週間続けて摂取してもらった。
その後、被験者たちを無作為に下のような3つのグループに分けて、それぞれ12週間に及ぶ調査を実施した。途中27名は何らかの理由で棄権したため、最終的には206名に対しての結果が得られた。
グループ①:引き続き精製食品だけを摂取(対照群)。
グループ②:精製食品に代わり「小麦全粒粉パン70-80g+小麦全粒粉シリアル30-40g」を毎日摂取。
グループ③:精製食品に代わり「小麦全粒粉30-40g + オート麦全粒粉70-80g」を毎日摂取。
それぞれ別メニューの食事をしてもらい、6週間経過した段階でグループ③においては、被験者たちの最高血圧は平均して5ポイント減少し、12週間後には6ポイントの減少が認められた。同様にグループ②においては、6週間後に3ポイント、そして12週間後には、5ポイントの減少が認められた。一方グループ①においては目立った変化はなかった。ただ最低血圧については全てのグループにおいて目立った変化は認められなかった。
その他、病気の指標となるような血糖値、中性脂肪、C反応性タンパクなどの値に変化はなかった。また体重の変化とか塩分摂取量の変化など血圧に影響を与えるような他の要因は認められなかったので、全粒粉の摂取(主として食物繊維)が血圧の低下要因であると考えられる。つまり全粒穀物を毎日摂取することによって血圧が下がり、それにより冠動脈疾患や脳卒中の発生率をそれぞれ15%、25%減少させることができる。
参考文献)
Effect of increased consumption of whole-grain foods on blood pressure and other cardiovascular risk markers in healthy middle-aged persons: a randomized controlled trial.
Division of Applied Medicine, University of Aberdeen, Aberdeen, United Kingdom
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全粒穀物は高血圧に有効 幕内ブログ
イギリスでどの様なパンを食べているのかわかりませんが、日本に置き換えると白米が玄米になるのでしょうか。
幕内先生もブログでおっしゃっているように、白米が玄米に変わるよりもカタカナ食材が玄米に変わると検査値も色々改善しそうですね。
菓子パン、パスタ、シリアル→玄米
どうみても玄米に砂糖はあわないですし、全体的な食事でみると油の使用量も減りそうですね。
唐揚げやハンバーグは合うかもしれません(笑)
玄米にすることでよく噛んで食事をすることになり、摂取量も減るかもしれません。
ダイエットにも期待ができそうです。
昔降圧剤の営業をしていた時に、病院の先生に言われたのが
『3kg痩せると降圧剤を一つ減らせるよ』ということです。
太ってることも高血圧の原因の一つですね。
毎日元気に過ごしましょう