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まいぷれ編集部が行く!イソカナ活動日記♪

【磯子区・金沢区☆自然】湧き水が育むビオトープの世界

夏本番を迎え暑い日が続いています。どうしても水が恋しくなってしまう今日この頃です。

今回は、そんな暑さを和らげてくれるような磯子区と金沢区の湧き水が育むビオトープの世界をご紹介します。

ライター:磯野 八景

日本の湧き水とビオトープ

みなさんは、湧き水と聞いてどんなことを思い浮かべますか。

そもそも湧き水とは、「下水が自然状態で特定の流出口から地表面に流出もしくは地表水に流入するもの」と定められており、環境省の調査では、全国に16,137箇所あると言われています。

日本での湧き水の有名処では、山梨県の忍野八海や日本三大清流の一つ静岡県の柿田川の湧水群などがあります。また、日本のほとんどの水が軟水でとても飲みやすく、海外の人も日本の水道水がそのまま飲めることに驚かれるくらい、日本の水は水質が良いことが分かります。

そんな我々の生活に欠かせない水がつくり出すのが生物群集の生息空間です。

近年では、ドイツ語の合成語で「ビオトープ」と言われ、野生の動植物が生態系を保って生息する環境を指します。公園にある池や学校でよく見かける理科の授業なんかで良く観察する人口池も、ビオトープのひとつとされています。そう思うと住宅街に現れたオアシスみたいな存在です。

磯子区の湧き水とビオトープ

 

根岸台下の湧水

磯子区でも昔からよく知られている湧き水で、JR根岸駅から徒歩7分くらいの所にある磯子区東町から根岸森林公園へ抜ける狭い坂道の途中に湧き出ています。水に触れるとどこかひんやりと冷たく心地よい肌あたりです。残念ながらこの湧き水はそのまま流れてしまっていますが、24時間休まず湧き出ている水に力を感じます。

※湧き水処が全て飲むことができる水とは限りません。水脈の途中でどこを通ったかわからない水もあるので、絶対飲まないようにご注意ください。

洋光台緑地 トンボ池

そんな湧き水がつくり出すビオトープが実際に見られるのが、横浜横須賀道路沿いで洋光台6丁目のバス停から徒歩2分くらいのところにある、洋光台緑地にあるトンボ池です。このトンボ池は、洋光台の数少ない自然を守りながら子どもたちに自然を触れさせてあげたいという思いから、2005年に地下水から出る湧き水を利用した池が作られました。

小さい人工の池にしっかりと湧き水が流れ込んでいます。

池の中には、金魚やメダカなんかも見られます。

このようなビオトープを鉢などで自宅の軒先やベランダなどで楽しむ愛好家も増えています。

水を介し底土にバクテリアを発生させ、水を浄化すると共に植物が育ちます。植物は光合成により水中に酸素を供給し、メダカやタニシなどが生息し生き物の排せつ物がまた、バクテリアを育て…というように、自然のサイクルがビオトープにはたくさん詰まっています。

トンボ池と言うだけあってオオシオカラトンボが近寄ってきてくれました。美しい鮮やかな青色が特徴的ですね。

周辺では、この時期でも色鮮やかな花が咲いていておりオアシスのようです。

トンボ池を管理されている洋光台緑地トンボ池愛護会の方にお話を伺ったところ、定期的に池の周りの草刈りやゴミ拾いなどで環境を整備し、5~6月に付近の学校のプール清掃の際に保護したトンボの幼虫であるヤゴを放流しているとのことです。また、毎年5月には、はまぎん こども宇宙科学館のサイエンスクラブとのコラボレーションでトンボ池自然観察教室も開催しているんだそうです。

金沢区の湧き水とビオトープ

 

富岡総合公園

日本初の飛行艇訓練場としても知られている富岡総合公園でも、湧き水がつくり出すビオトープがあります。その湧き水は、園内の梅林近くから出ています。

一定量の湧き水が流れ出ており、その水は水路を通り池へと続きます。

よく池を見てみると大きなコイも泳いでいます。見ているだけでも涼しそうです。

こちらはタニシでしょうか。これらの巻貝は、池の藻や植物性プランクトンを食べ安定した水質を保つのに担っています。

 

しかし、こうした自然の生態系を脅かすものがあります。それが特定外来種の生物です。

富岡総合公園では、ブラックバス、ブルーギル、アメリカザリガニの放流を禁止しており、これらの生物は水草やトンボの幼虫であるヤゴなどを食べてしまうからです。

公園内での動植物の採取は禁止されていますが、アメリカザリガニに関しては回収ボックスが設置されています。生態系を崩さず守る難しさと厳しさを目の当たりにした気がします。

ビオトープの生物たちが保つ、市街地とは思えないほどのきれいな水に感動と涼を感じます。

 

学校も夏休みに入り、自由研究の課題に実際にビオトープを観察してみたり作って育ててみたり、新しい発見が待っているかも知れません。

 

皆さんも、磯子区と金沢区の湧き水が育むビオトープの世界に足を止め涼と癒しを感じてみてください。

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