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まいぷれ編集部が行く!イソカナ活動日記♪

【イソカナ的☆鎌倉殿の歩き方】第二弾 街歩編 神社仏閣巡りの旅

ライター:磯野 八景

2022年のNHK大河ドラマは、三谷幸喜さんが脚本を手がける「鎌倉殿の13人」。今、話題を集めている鎌倉ですが実は金沢区にも鎌倉時代の人物にゆかりのあるところがたくさんあります。

 

今回は第一弾の秘境編に続き、街歩編として鎌倉殿にゆかりのある神社仏閣を巡ります。

金沢区にある鎌倉殿ゆかりの地

今回のNHK大河ドラマに合わせ鎌倉市をはじめ神奈川県内の各観光協会では、鎌倉殿にゆかりのあるスポットの情報を提供しています。それもそのはず大河ドラマで放送される歴史の舞台である観光地は人気が高くなる傾向があり、歴史跡地を巡るツアーなど大河ドラマ効果として波及します。

 

2022年は、NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」も鶴見が舞台ということもあり、観光地の注目度としては神奈川県が当たり年を迎えます。そんな中、横浜金沢観光協会でも「鎌倉殿の13人」にゆかりのあるスポットを紹介しており、各施設にはオリジナルののぼりも用意されています。

 

今回は、その中からイソカナオリジナルの神社仏閣を巡る散策コースをご紹介します。

 

こちらが散策順路です。街中を歩くのでスニーカーなど履き慣れた靴で気軽に出かけましょう。

スタートは、京浜急行金沢八景駅。

そういえば横浜シーサイドラインの金沢八景駅の新駅に伴い2019年3月にリニューアルし乗換などの利便性が高くなったことでも話題になりました。

(1) 瀬戸神社

駅から歩き始めて5分もしないうちに一つ目のスポットに到着。ここ瀬戸神社は、古墳時代に遡ること大きな入り江と干潟湾に海峡がありました。潮の満ち引きで発生する渦を「せと」と呼び水流が険しいことから罪穢れを流し去り、豊かな幸をもたらしてくれる神聖な場所であることから神々を祭ったのが起源とされています。

鎌倉に幕府を開いた源頼朝も「せと」の聖地にあやかり伊豆三島明神(三嶋大社)の分霊を祭ったとされ篤く信仰していたそうです。

また、金沢は昔でいう六浦の地でもありますが、港町としても発展し物流の集散地であったことから執権である北条氏、金沢北条氏、小田北条氏なども崇敬していました。

(2)琵琶島神社

瀬戸神社から道路を挟んで反対側に鳥居が見えるところが琵琶島神社です。この琵琶島という名前の由来は島の形が琵琶(楽器)に似ていたからと云われています。北条政子が近江(滋賀県)の竹生島から勧請した弁天様が祭ってありますが、一説によると瀬戸神社を源頼朝が創建し、夫にならい北条政子が海中に島を築いた神社であるとも伝えられています。

 

そう思ってよく見てみると、海から琵琶島神社と瀬戸神社の鳥居の位置が一直線上に位置しています。琵琶島の入口には福石があり、源頼朝が参拝の際にこの石に服を掛け海で禊ぎをしたとも云われ、呉服石、福石と呼ばれるようになったそうです。とはいえ、ここは東海道五十三次などの風景版画で知られる江戸出身の浮世絵師 歌川広重の「瀬戸の秋月」に登場する美しい舞台でもあります。もし、横浜シーサイドラインで金沢八景駅を利用される際は、車窓から琵琶島に注目してみてください。琵琶の形をした島を良く見ることができます。

(3)龍華寺

琵琶島から500メールくらい歩いたところに龍華寺があります。この寺は、源頼朝が瀬戸神社を建立したあと、鎌倉時代初期の武士でもあり真言宗の僧であった文覚上人と共に創建した蔵福寺が起源であるとされています。のちに浄願寺と改名し、戦乱や火災で荒廃したため明応8年(1499)に光徳寺と併合し、金沢区洲崎町に移り今の龍華寺となります。

 

地元では、「華の寺」と親しまれており年間を通して様々な花を楽しむことができます。例年の4月中旬ですと牡丹が見頃を迎えます。

(4)薬王寺

龍華寺から赤門通りへ1キロメートルくらい歩くと今度は、薬王寺が見えてきます。ここは源頼朝の弟である源範頼のゆかりの地です。三河守の源範頼は、伊豆修善寺で梶原景時に攻められ自刀し、別邸の地である瀬ヶ崎に霊を弔うために建立された真言宗の薬師寺として称し、再興されたのち薬王寺として現在に至ります。本尊の薬師如来は源範頼の念持仏と云われ毎年8月24日の命日に「三河忌」として源範頼の位牌を祀り追善供養も行っています。

 (5)称名寺

薬王寺から目と鼻の先に赤門が見えます。ここが称名寺へ続く道の惣門(再建1771)です。桜の名所であるこの通りを抜けると、参拝者の心が清められるという仁王門が見えてきます。この仁王門には、高さ4メートルの仏法の守護神、金剛力士像が安置され、その大きさは関東一として神奈川県の重要文化財に指定されています。ぜひ、門の近くで迫力ある金剛力士像の姿を見物してください。

ここを抜けるといよいよ境内へ入ります。境内には、阿字ヶ池を中心に浄土庭園が広がります。浄土の世界をこの世に表したこの庭園は、仁王門側からアーチ状の反橋を抜け池の中心の中之島までを過去から現在までの苦労を表し、一方その中之島から平橋へ抜ける方へは仏の教えを表しており、教えを守れば浄土の世界へ安らかに行けることを示しています。

この称名寺は、もともと金沢北条氏一門の菩提寺です。金沢北条氏とは、北条義時の五男・実泰を始祖とするいわば一族です。鎌倉幕府の要人であった北条実時が六浦荘金沢の屋敷内に建てた持仏堂が起源だと云われています。その後、江戸時代より何度か再建や修築され昭和62年(1987)に金沢三山の金沢山、稲荷山、日向山を背に金堂、釈迦堂、鐘楼(晩鐘)と現在の称名寺の姿に至ります。年間を通して四季折々の景観も楽しめる他、天気の良い日はレジャーシートなどを持ってピクニックもできます。

釈迦堂

【番外編】

境内の案内板にもありますが釈迦堂から10分ほど奥の山道を進むと北条実時の墓所もあります。お時間のある方は立ち寄ってみてもいいかと思います。

北条実時の墓所

(6)県立金沢文庫

称名寺の境内から中世のトンネル(隧道)を拭けると、駅の名前にも使われている県立金沢文庫です。この文庫は、そもそも鎌倉時代に作られた武家の書庫のことです。学問をこよなく愛したと云われる北条実時の遺志は、北条顕時と北条貞顕に受け継がれ膨大な書籍や古文書が残され、蔵書は政治、文学、歴史など多岐にわたります。現在では、中世歴史博物館として称名寺関連の国宝や重要文化財、強度歴史資料なども収蔵しています。

※施設を利用の際は、所定の観覧料が必要です。

浄土庭園から中世トンネルを通って行くところがタイムスリップ感を味わえます。まさにこの文庫があったからこそ鎌倉殿にまつわる物語や事実が現代に伝わります。

新型コロナウイルスの影響で事前予約が必要でしたが、現在は通常開館しています。県立金沢文庫施設内に行かれる方は、最新の開館情報にご注意下さい。

全長約3.7キロメートルの神社仏閣巡の旅も終わりが近づいてきました。観光の所要時間を入れても2.5時間くらいでした(神奈川県立金沢文庫内、北条実時墓所を除く)。

 

県立金沢文庫から京急金沢文庫駅までも徒歩15分もしないで到着できます。

さて、今回の街歩編の神社仏閣を巡る散策コースはいかがでしたか。意外と鎌倉殿と結びつきの強い金沢区で鎌倉殿に思いを馳せながら歴史をリアルに感じられる散策に出かけましょう。

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