まいぷれ編集部が行く!イソカナ活動日記♪
桃の節句にちなんでつるし飾りの魅力をご紹介します!
ライター:磯野 八景

今年は大雪に見舞われましたが随分と春暖を感じる日が多くなりました。そんな春を感じる3月のメインイベントといえば桃の節句です。みなさんは、雛人形を飾りましたか。
今回は、桃の節句にちなんでつるし飾りの世界をご紹介します。
横浜人形の家 友の会 元会長で手芸教室を開かれている佐々木幸子さんと伊豆稲取の雛のつるし飾りコンテストで大賞を受賞された大谷美邦子さんに、つるし飾りの魅力について伺いました。
みなさんは、つるし飾りをご存知でしょうか。諸説ありますが江戸時代後期、静岡県 伊豆稲取を中心に伝わる風習の一つで、桃の節句に端布で作られたたくさんの小さな人形を竹ひごの輪から赤い糸で吊るし、雛壇の両脇に子どもの無病息災と良縁を願い飾ったことがはじまりとされています。当時、雛人形は一般家庭で高価だったのでお母さんやおばあちゃんが近所の人たちと小さな人形を作り持ち寄り吊るしはじめたそうです。
一部地域ではつるし雛とも呼ばれるそうですが、今では日本三大つるし飾りとして静岡県 伊豆稲取の“つるし飾り”はもちろんのこと、山形県 酒田の“傘福”、福岡県 水郷柳川の“さげもん”などが有名です。
このつるし飾りの大きな特徴は、願い事で人形のモチーフが異なるところです。この赤い目のうさぎは呪力があると言われ神様のお使いとされてきました。

長寿の象徴といえば昔から鶴が有名ですが他にも亀や松などのモチーフもあります。

金目鯛は稲取の名産でおめでたい席に欠かせない縁起物、この赤色は魔除けとされてきました。

その他にも動植物である猿、にわとり、すずめ、ねずみ、鳩、ふくろう、桃、梅、ほおずき、にんじん、とうがらしなどがあります。
ことわざに出てくるモチーフや縁起物では、巾着、枕、三角、羽子板、太鼓など数えたらきりがない願い事が人形に込められ吊し飾られます。

【インタビュー】

手仕事が好きな母の姿を見て私も編み物や洋裁、和裁をしていました。小さい頃から針仕事が特に好きで結婚後も洋人形や創作人形作りの教室に通っていました。25年くらい前でしょうか。伊豆稲取に行った時、ちりめんで作られたつるし飾りに感動し自分でも作ってみようと思いました。当時は、作り方の本がなかったので型紙を起こして独学で作っていました。この椿は、私のオリジナル作品です。

ひとつひとつデザインが異なり、また個人差もありますが人形を1つ作るのに簡単なもので1日から。複雑なもので3日ほどかかります。輪につるされている1体を仕上げるのに1年ほどはかかりますね。
デザインに合わせ正絹でできた生地を集めることから始まるのですが、今の華やかな生地とは異なり昔は色や柄も地味なものが多かったので色の組み合わせを考えるのが大変ですね。色使いを感じてみて頂けると嬉しいです。

つるし飾りは、私にとって生きがいです。無心で没頭できまた出来上がった時の達成感と嬉しさはひとしおです。このつるし飾りを通して人の輪が生まれるので私はそんなところが大好きです。
今回は1000体以上の作品の中からほんの一部を見せて頂きました。以前は自宅を開放し展示会も行っていたそうですがコロナウイルスの影響で開催できない期間が続いています。手芸教室も現在は休止していますが今後、感染対策を考慮しながら再開予定とのことです。
■佐々木幸子 手芸教室 問合せ 090-4377-7669


元々パッチワークが好きで、たまたま旅行で伊豆稲取のつるし飾りを見て私もやってみたいと思い作り始めました。興味本位で半年くらいつるし飾りの教室に通わせていただき、たまたま2008年に伊豆稲取で開催された第2回雛のつるし飾りコンテストに応募し大賞を頂きました。当時は、私も受賞したことに驚きました。

地域情報紙 はまかぜの取材をきっかけに、龍華寺の地蔵堂でつるし飾りとちりめん細工展を開くようになりました。毎年展示会を行っていて、2020年には10回目の開催を予定していましたが昨今のコロナウイルスの影響もあり、今年を含め残念ながら中止をさせて頂きました。毎年3日間の開催で約2300人の方が見に来てくださっているのでぜひ機会があれば展示会を再開したいと思っています。

つるし飾りの成り立ちの話に魅力を感じています。裕福ではないけれど雛人形の代わりに愛する子どもや孫に母や祖母の着ていた着物を使って手作りの人形で初節句を祝ってあげる、そんな心あたたまる親心に共感しますね。つるし飾りは、作っていて本当に楽しいものです。そんな楽しさが多くの方に作品を通して伝われば嬉しいです。

写真提供協力 大谷美邦子さん
色とりどりの手作りの人形が連なる光景は見応えがあります。伊豆稲取に留まらず横浜 金沢区でもこんなに素晴らしい日本文化が受け継がれていることを大変誇りに思います。
そんなたくさんの願いが詰まったつるし雛(つるし飾り)が金沢区 柳町地域ケアプラザで2月28日より展示しています。なお、感染対策のため電話での事前予約、当日自宅での検温、マスク着用の上、ご来館くださいとのことです。
人形に込められた願い事を思い浮かべながら見てみてください。
柳町地域ケアプラザ TEL:045-790-5225
横浜市金沢区柳町 1-4
★エントランスにてつるし雛(つるし飾り)を3月28日まで展示中★
横浜市港南区芹が谷4-32-42
[ リフォーム工事全般 ]
【ドアの傷や穴あき】 交換する前に極限のリペアをお試しください
横浜市磯子区杉田5-5-3
[ 地域情報サイトまいぷれ横浜市港南区運営 ]
横浜市港南区のワクワクする情報をたくさんお届けします!
横浜市港南区港南台1-6-3 2階
[ リユースショップ/カフェ ]
誰もがふらっと立ち寄れる “街の休憩所”のような心地よい居場所