故人の「旅支度」と「六文銭」の意味とは
川崎屋葬祭具店
葬儀で故人を見送るとき、白い装束に身にまとったを目にしたことはありませんか?
白い装束や副葬品などには、それぞれ意味があります。
今回は、日本の葬送文化で受け継がれてきた「旅支度」と「六文銭」について、親しみやすくご紹介します。
「お見送り」という名の旅立ち準備
日本では古くから、亡くなるということを「あの世へ旅立つ」と表現してきました。
そのため葬儀は、大切な人の旅立ちの準備という意味合いを持っています。
まるで長旅に出かける人を見送るように、故人には様々な「旅支度」が整えられます。
現代の葬儀でも、この伝統は温かく受け継がれています。
「旅支度」に含まれるものとは
形だけのものではなく、「無事に着いてね」「困らないでね」という、残された家族の温かな想いが込められています。
宗派によって入れるものは異なります。
✓白装束:修行者のような白い衣装です。経帷子(きょうかたびら)と呼ばれ、まっさらな気持ちで新しい世界へ向かう意味があります。
✓頭巾・手甲:長い旅路で日差しや寒さから身を守るためのもの。まるで旅人のような出で立ちです。
✓数珠:仏様とのつながりを示す大切なアイテム。道に迷わないための導きの役割も。
✓六文銭:あの世と現世の間にある「三途の川」を渡るための渡し賃。
✓天冠:女性が身につける美しい冠で、あの世での装いを整えるためのもの。
✓草鞋:長い道のりを歩くための特別な履物。
✓杖:遠い旅路を支える旅人の必需品。
「六文銭」って何?
葬儀の準備の中で、棺に「六文銭」と呼ばれる紙を入れることがあります。
これは、亡くなった人が三途の川を渡るために必要な「渡し賃」を意味します。今でいえば交通費のようなものです。
日本の伝統的な考えでは、亡くなった人は三途の川を渡ってあの世に行くとされ、その川には渡し守がいて、通行料として「六文」のお金が必要でした。
そのため、大切な人がスムーズに旅を続けられるよう、六文銭が用意されるのです。
現代では、仏教以外の宗教や無宗教の方も増え、旅支度や六文銭の習慣も変化してきています。
故人が好きだった本や音楽を一緒に入れたり、別の地域では、生前愛用していた品を添えたりすることも。
形は様々でも、「あなたらしく旅立ってほしい」という想いは同じです。
葬儀は人生で一度きりの大切な儀式です。
伝統を尊重しながらも、それぞれのご家族の想いやご希望に合わせた「温かな旅立ち」を心がけることが大切です。
個々の事情や宗教観に寄り添い、心に残る葬儀を実現することが、現代の葬送文化の中でも変わらない価値となっています。
葬儀について不安なことやわからないことがございましたら、川崎屋葬祭具店にご相談ください。
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