雪駄を履いていると、足が暖かくなる。

骨の並びが良くなるのか？よくわからないけど、寒くないのは事実。

冬の間も靴下に雪駄で寒くなかった。

次に、このつっかけを履いて走ると、下手だと後ろに飛んでしまう。

こんな履き物を長い間履いていたのだから、何か理由があるのだろうと考えていた。

雪駄に合わせた歩き方ではなく、普段の歩き方のおかげで雪駄を履けるようになったのではないだろうか。

普段の歩き方とは、前に倒れるときに足を出すように歩く、古武術の歩き方である。

この歩き方は踵では踏むが、つま先では押し出さない。

つま先はロッキングチェアのように形に沿って母指球で折れるだけ。

つまり、後ろに足を投げ出さない。

袴や着物を着ていても裾が乱れず歩きやすい。

そんな歩き方をしてると、踵を留めなくても靴が脱げないのだ。だから、雪駄を履く。

踵に留めが無い分、脱ぐのも履くのも簡単。

一々屈まなくてもいい。

楽ちんだ。

しかも、蒸れないから、湿度の多い日本では水虫になりにくい。

おそらく、残ってるものは楽でオシャレなのだろう。

雪駄の裏地は皮がいい。

でも雨の日にも履くならゴムでもいいかも。

クッションの入ったスニーカーみたいなのはダメだと思う。

薄っぺらくても、硬くても履いてて痛くならないのは、足裏のアーチを含む骨のクッションがうまく効くからだろう。

それは、頭痛が痛いって言ってるようなものである