乳酸菌飲料、日本で一番売れている県は?
乳酸菌飲料 日本で一番売れているのは? 甘い物好きな、あの街
幅広い年齢層で飲まれている乳酸菌飲料。健康志向の高まりで、日ごろからよく飲むという人も多いだろう。総務省が2人以上の世帯を対象に実施している「家計調査」の結果ランキングに目を通していると、あった。年間の乳酸菌飲料の購入金額が最も多いのは、鹿児島市。前橋市を一つ挟んで3位が宮崎市だった。南九州の2市でそんなに飲まれていたとは。地元の人たちにとっては当たり前のこと?
両市の自治体や市民に聞いてみて、すぐに分かった。こんなにも知られていなかったのかと。乳酸菌飲料をよく飲まれている理由を聞こうとしたら「そうだったんですか」「意識したこともない」と拍子抜けするほど反応は薄い。かつて1位だった前橋市でも順位を特別気にしている様子はない。宮崎市の男性職員は「ギョーザで宮崎市が3位になった時は話題になったのですが……」。
理由を探っていくうちに少しずつ出始めた答えが2市とも「甘いものが好きだからでしょう」というもの。「かごしま郷土料理マイスターレシピ集」などの著書があるNPO法人「霧島食育研究会」の千葉しのぶ理事長(56)は「もともと鹿児島の人は甘いものが好きで、料理でも甘くする。田んぼや畑作業の合間のおやつとして甘いものを食べたり、疲れている時などは市販の甘いものを飲んだりして元気を出す。甘いものを人にあげるおもてなしの文化もある」と話す。
乳性炭酸飲料「スコール」などで知られ、牛乳や乳製品を手がける1960年設立の南日本酪農協同(本社・宮崎県都城市)でも、2019年に乳酸菌飲料の家計調査結果に関する問い合わせを受けた時に鹿児島市の多さを改めて知ったという。営業担当者によると、あくまでも推測と前置きした上で「手前みそだが、弊社のヨーグルッペやメロンサワーが子どものころから飲まれ、古里の味として親しまれてきたことも要因の一つでは。夏場はケース買いする人も多い」。宮崎市内の大学職員の男性は「生産者と消費者が近いというのもあるのでしょう。小さいころから宮崎に住んでいるが、家には必ず乳酸菌飲料を常備していた。子供会のイベントでも乳酸菌飲料の缶などが出ていた」と話す。
確かに、家計調査によると、砂糖の購入金額も鹿児島市が1位で宮崎市が3位と同じ結果になっている。味覚は育った環境が大きく影響しており、簡単には変わらないといわれる。乳酸菌飲料も砂糖も当分、ランキングの上位に大きな変動はなさそうだ。【井上和也】
乳酸菌飲料の支出額(九州・山口の県庁所在地・政令市)
1位=鹿児島市(9545円)
3位=宮崎市(5649円)
10位=北九州市(4298円)
12位=佐賀市(4174円)
21位=熊本市(3954円)
34位=長崎市(3566円)
48位=山口市(3061円)
50位=福岡市(2970円)
52位=大分市(1749円)
※2017~19年の総務省「家計調査」より。2人以上の世帯対象で数字は年平均。全国順位、自治体名、金額の順。
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乳酸菌飲料美味しいですよね。
昔、いなかのばあちゃん家に行った時に水で割った氷の入った冷たいカルピスを飲ませてもらった思い出があります。
北海道に住んでいた私が、夏休みに奈良県のばあちゃん家ですごした暑い記憶と甘いカルピスはいい思い出です。
それにしても甘くて美味しいのはどれだけ砂糖が入っているのでしょうか?
美味しい美味しいと毎日飲んでたら病気になるのも仕方ありません。
これは暑~い夏の日に外でたくさん遊んできたあとにちょっとだけ飲むのがいいと思います。
コーヒーに角砂糖を入れるのは遠慮してもジュースに角砂糖がこれだけ入っているのは気づきませんよね。
また、乳酸菌飲料やスポーツドリンクなど、なんとなく体に必要に感じるような言い方も問題があります。
タバコだってあれだけ叩かれているんですから、『乳酸菌砂糖ドバドバ飲料』とか『スポーツしてても糖尿病まっしぐら砂糖ドリンク』とかもっとわかりやすいネーミングが必要です。