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企業訪問

神奈川県生コンクリート工業組合

人を護るコンクリート

2015/05/27

神奈川県生コンクリート工業組合は、神奈川県下の生コンクリート製造販売を行う中小企業者が、事業の品質管理、技術改善を図るため、「中小企業団体組織に関する法律」に基づき、1988年7月に設立しました。神奈川県には生コンクリートの共同販売など経済活動を事業とした5つの協同組合(神奈川、湘南、西部、横須賀、玉川)があり、工業組合はそれら経済活動を担保するための品質・技術指導を中心とした活動を展開しております。
 コンクリートに対して、皆さんはどのようなイメージを抱いておられますか。コンクリートジャングル、環境破壊といった言葉が浮かびますが、コンクリートは悪者でしょうか。ダムや堤防をコンクリート抜きで造れるでしょうか。住宅やビルの基礎にコンクリートは不可欠です。そう、人の生命を守るのがコンクリートなのです。
 しかし、コンクリートには品質の良し悪しがあり、見た目でそれを判断することはほぼ不可能です。生コンクリートの品質は材料であるセメント、骨材、水などに左右されます。
 そこで、当工業では、品質管理監査制度を実施、100項目を超えるチェック項目の監査を合格した工場に合格証を発行しています。品質管理監査は第三者機関による工場の立入検査には特別委員である国土交通省、建設業団体、学識経験者が同行しており、書類監査、抜取検査を実施しております。
 また、生コンクリート製造工場には必ず常駐していることがJIS規格で定められているコンクリート技士、コンクリート主任技士の資格取得講習会を開催、有資格者育成を支援しております。
 そのほか、技術講習会、品質管理監査会議、新技術普及講習会、JIS改正時にはJIS改正説明会を開催しております。
 環境保全対策としては、路上洗車をしないシステムの開発、残コン・戻りコンの減量・有効利用に取り組み、公害防止では騒音・粉じん・排水関係の公害防止管理者の育成にも取り組んでおります。
 (写真:横浜の高層ビル群)